分かりやすい投資術

サブリース契約(不動産の一括借り上げ)は、投資物件のオーナーにとっては、物件の入居状況がどうであれ、不動産管理会社から一定額の賃貸料を支払ってもらえるという安心のシステムですが、大きな問題点もあります。まず、サブリース契約の条件として、不動産管理業者の指定した投資物件を作ること、建物の管理や修理には会社の指定した業者に依頼すること、また、指定した建物の仕様にすることなどが挙げられ、また、賃料も長期間一定なままではないということもあります。

 

オーナーが不動産の管理会社から受け取る賃料の金額は、入居者が支払った賃料から手数料や管理費を差し引いた金額で、それを保証金として受け取ることになります。なお、入居者が入居する際に支払う礼金などは受け取ることができないというのが一般的なものです。また、建物が出来上がり、オーナーに引渡しが行われて2〜3ヶ月の間は、入居者が入るかどうかわからず、家賃収入が不安定であるので、この期間は、業者からオーナーに対しての賃料は支払われません。

 

他には、不動産会社にもよりますが、長期間の家賃を保証するということを掲げているところもありますが、物件の周辺環境や経済の状況などにより、賃料の減額や増加を、不動産会社と投資物件のオーナーの両方が要求することができます。このことは、借地借家法にも規定されていますが、実際のところは不動産会社にもオーナーにもメリットが無いことから、結局は据え置きになる場合がほとんどだということです。

 

サブリース契約には、オーナーに知識が無くとも、不動産の管理を会社が行ってくれ、一定の賃料が入ってくるというメリットがありますが、逆に会社の条件通りに建物の建設や仕様を行ったり、オーナーに賃料が支払われない期間があるなど、どちらかというと会社側に有利な条件が揃っているというデメリットもあります。